神守山車 花飾り華やかに

上町車 花飾り(しだれ桜)

先月、無事に令和元年の秋まつりが終了いたしました。

「上町」「中町」「南町」の3台の山車が曳かれる神守地区におきましても、
秋晴れの下、たくさんのお客様にご来場いただき盛大に秋まつりが行われました。
今回は神守山車の見どころであり、特徴でもある「しだれ桜」花飾りの作成ををご紹介いたします。

上町車 花飾りのできるまで

【花芯づくり】

① 花飾りの花芯部分を作ります。
  数量を確認し、採寸・裁断をします。

【花染め】

② 花部分を染め、色を付けます。

【花づくり】

③ 花芯と染めた花を合わせ、花部分をつくります。

【柳採り】

④ 花飾りの枝部分となる柳を採取します。

【柳の葉削ぎ】

⑤ 柳の葉を削ぎ、きれいな枝にします。

【柳の組み立て】

⑥ 葉削ぎをした柳を組み合わせて幹にします。

【花付け】

⑦ 組み立てた柳の枝に、花部分を取り付けます。

【山車に飾り付け】

⑧ 出来上がった花飾りを山車に取り付けます。

【神守山車 花飾りの完成】
神守山車の特徴のひとつである花飾りは、毎年祭り前に各町が自分たちで和紙を染め、
2500~3000個の花を作り柳の枝に一つ一つ結びつけるのです。
各山車ごとに、食紅やインクなど染め方や色合いが異なるところも見どころのひとつです。

江戸の昔より続く、神守の祭人たちの想いがこもった見事な花飾り
ぜひ一度、「尾張津島秋まつり」神守山車をご覧くださいませ。